名古屋市の「粗大ごみ」対象になるもの
僕の住んでいる名古屋市では、粗大ごみの対象となるものについて、「30センチ角を超えるもの」と決められています。
「高さ30cm × 幅30cm × 奥行き30cm 」という立方体の器を考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
上記の範囲内ですと通常のごみとして処分できますが、上記の範囲外ですと名古屋市では粗大ごみとして処分しないといけないので注意が必要です。
「粗大ごみ」の対象外にならないもの
実は、「粗大ごみ」の規格に当てはまるものでも、「粗大ごみ」として処分できないものもあるのはご存知でしょうか。
「粗大ごみ」として処分できないものには以下のものがあげられます。
- 家電リサイクル法で対象となっている家電製品
- 家庭用パソコン
- 処理が難しいもの
- 一部の電池類
- 事業の過程で出たごみ
上記の「粗大ごみ」として処分できないものについて、ご紹介していきましょう。
家電リサイクル法で対象となっている家電製品
家電リサイクル法は2001年4月1日から施行されている法律で、エアコンやブラウン管テレビ、液晶・プラズマテレビ、電気冷凍庫、電気冷蔵庫、電気洗濯機、衣類乾燥機といった家電が対象となります。
対象となる家電製品を処分したい場合には、粗大ごみとして処分できません。
リサイクル料金を負担して、メーカーなどに引き取ってもらう必要があるので気をつけてください。

家庭用パソコン
家庭用のパソコンに関しては、資源有効利用促進法によってメーカーのリサイクルが義務付けられています。
デスクトップパソコン本体や、ノートパソコン本体、液晶ディスプレイ、液晶ディスプレイ一体型パソコン、CRTディスプレイ、CRTディスプレイ一体型パソコンなどが対象になります。
ですが、名古屋市では、2014年2月1日から、「縦15cm × 横40cm × 奥行き25cm」のノートパソコンに関しては、小型家電回収ボックスに出せるようになりました。
処理が難しいもの
処理が難しいものに関しては、粗大ごみとして捨てることはできません。
LPガスのボンベや一般高圧ガスのボンベ、消化器、耐火金庫、二輪車、自動車用タイヤ・ホイール・バッテリーなど、市では処理することが難しいため、粗大ごみとして回収してもらえないので気をつけてください。
一部の電池類
アルカリ電池やマンガン電池は不燃ごみとして処分できますが、ボタン電池やニカド電池・リチウムイオン電池・ニッケル水素電池といった小型充電式電池はしで回収していないので、粗大ごみとしても処分できません。
事業の過程で出たごみ
事業を行なっている方が事業で使ったものに関して粗大ごみとして処分することはできません。
特に産業廃棄物に関しては粗大ごみとして出すことはできませんので、事業をやっている方は気をつけてください。
名古屋市の「粗大ごみ」出し方と手数料

僕の住んでいる名古屋市での例なのですが、「粗大ごみ」の出し方と手数料について具体的にご紹介していきましょう。
以下の項目別に詳しくご紹介していきます。
- 収集の申し込み方法
- 手数料
- 自分の持ち込みについて
上記のそれぞれの項目について詳しくご説明していきましょう。
収集の申し込み方法
粗大ごみを持っていってもらうためには、特定の場所に勝手に捨てておくのではなく、自分で手続きをしていかなければなりません。
僕の住んでいる名古屋市の粗大ごみ収集の申し込み方法には、以下の2つの方法があります。
- インターネットで申し込む
- 電話で申し込む
上記のそれぞれの方法についてご説明していきます。
①インターネットで申し込む
名古屋市では、名古屋市粗大ごみ受付センターの「名古屋市粗大ごみインターネット受付」のサイトから申し込めます。
メールアドレスを入力し、入力したメールアドレス宛にメールがきますので、そのメールの指示にそって収集の依頼をします。
直前に依頼することはできないので気をつけてください。
また、品目によってはインターネットで収集依頼ができない粗大ごみもあるので注意しましょう。
インターネット受付できない場合は、電話で申し込む必要があります。
②電話で申し込む
電話でも「粗大ごみ」の収集依頼をしていくことも可能です。
固定電話からはフリーダイヤルの0120-758-530に、携帯電話や愛知県外から連絡する場合には、052-950-2581(通話料有料)にかけるようにしてください。
受付時間は、土日や年末年始を除いた「午前9時から午後5時まで」で、祝日も電話受付対応しているという点も頭に入れておくと良いでしょう。
直前に申し込んで持っていってもらうということができません。
インターネットからの申し込みよりも電話一つで申し込めるため、楽ですが、電話がつながりにくいということも多いとのこと。
特にゴールデンウィーク後にはより電話が集中するため、電話よりもインターネット申し込みの方が確実に申し込みができるでしょう。
手数料について
僕の住んでいる名古屋市の粗大ごみ手数料は、大きく分けて4つの料金区分に分かれています。
250円
500円
1,000円
1,500円
4種類の料金で、ほぼ大きさに比例して手数料が上がっている点が特徴です。
手数料の支払いに関しては、シール形式になっている手数料納付券をお近くのコンビニやスーパーといった指定の販売店で購入するか環境事業所で購入することで支払い扱いになります。
ですので、例えば、1,500円の手数料がかかるものについては、「500円」の手数料納付券を3枚貼り付けて、出すようにしていけば良いです。
粗大ごみとして出したいものにしっかりとこの手数料納付券を貼り付けて、出すようにしてください。
自分で持ち込むことも可能
名古屋市では、自分で環境事業局に粗大ごみを持ち込むことでも対応してもらえます。
名古屋市内のほとんどの環境事業局では、車両に粗大ごみを積み込んだ状態でゴミの確認手続きが行われ、その手続きの当日午前8時45分から午後3時40分までに自分で処理施設へと持ち込んでいくようになることが多いです。
処理施設のほとんどが、正午から12時45分の昼休みには持ち込みの受付が一時停止されますので気をつけましょう。
平日のみの対応ですが、土日以外の祝日には対応してくれます。
ですが、祝日は非常に混み合うため、数時間待たなくてはならないことも覚悟しておきましょう。
「粗大ごみ」を出す時の注意点

名古屋市で「粗大ごみ」を出す際に気をつけなければならない点についてもご説明しておきましょう。
以下の点に気をつけて、粗大ゴミを出すようにしてください。
- 石油や電池はしっかりと取り除く
- 祝日の粗大ごみ対応には数時間かかることもある
- 小型家電は回収の仕方が変わるので注意
上記の注意点について、それぞれご説明していきましょう。
石油や電池はしっかりと取り除く
石油や電池はしっかりと取り除いてから粗大ごみとして出すようにしてください。
出火したり、出火したことで思わぬ事故につながったりする危険があります。
ご自分を守るだけでなく、回収してくれる方も守ることになりますので、確実に石油や電池を取り除くようにしましょう。
祝日の粗大ごみ対応には数時間かかることもある
自分で粗大ごみ収集場所に持っていく際も、指定の場所に回収に来てもらう際も、祝日はとても混みますので、数時間かかってしまうこともあります。
なるべくなら、平日に依頼することをおすすめしますが、どうしても祝日にしか出せない場合には、時間に余裕をもっておきましょう。
小型家電は回収の仕方が変わるので注意
名古屋市では、小型家電は回収方法が粗大ゴミではなく、家電量販店などが行なっている小型家電回収ボックスに投函することで無料にて処分可能です。
お近くの小型家電回収ボックスの場所をネットで検索して、持ち込んで処分するようにしてください。